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■vol.5 絵がコンプレックス(2006.09.26)

絵を仕事としている人は何かしら感じているのではないだろうか?

自分の絵にコンプレックスを。

僕が幼稚園生のころだったか、親の顔を絵描くという課題を出された。

ほとんどの友達は画用紙いっぱいにはみ出さんばかりに描いていたが、

僕だけが画用紙の中央に握りこぶしくらいの小さな顔を描いてしまっていたのだ。

みんなはそれを変だと笑った。

大好きな絵でここまで恥ずかしい思いをするとは思わなかった。

5才にして初めて他人に絵を晒すことの怖さを覚えた気がする。

しかしそれは今では自分を戒めるための重要な経験だったと考えている。


現在ダイナミックさを意識した構図の作品を手がけるのには、こうした幼少期からの

自分の絵に対するコンプレックスが常に存在しているからだと思う。

コンプレックスとうまくつき合うことは、それを跳ね返すエネルギーが強ければ

良い結果を生み出すことが多いと思う。




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