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■vol.3 描く勇気をくれた女性(2006.08.16)
僕が大学生のころ、学園祭で数人の友人と似顔絵屋さんを出店した。
実際自分の描いた絵でお金をいただいたのはこの時が初めてだったと思う。
こんなに楽しめてお金ももらえる仕事ってあるんだなーなんて思っていた。
そこで次に出た行動が路上で似顔絵を描いてみようということだった。
クリスマス前の頃だったか、人々でごったがえす福岡市の天神の路上を選んだ。
しかし、いざ店をかまえよう思ってもその勇気が出てこない。
ただそこに座ってお客をつかまえるだけなのに。。。。
そんなとき、たまたま現場を通りかかった僕の友人がいた。
彼が連れていた女の子が僕の背中を押してくれたのだ。
「そんなところに立ってないで、私を描いてよ」
みたいなことを言って。
アメリカ帰りの名前も知らない女の子。彼女のやさしい一言が僕に勇気をくれた。
現在でも実家に帰って天神のその場所を通るたびに、そのときを思い出す。
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