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■vol.11 イメージの在庫(2007.08.22)
先日、10数年ぶりに再会した地元の友人が言った。
「イラストレーターって在庫管理とか仕入れが無くていいよな。」
彼は現在自営で建築関係の職人をやっている。
彼の売り上げの半分以上は資材購入等の経費で飛び、手元に残るのは僅かな金額だという。
はたしてイラストレーターは彼の考えるように在庫をかかえずに出来る仕事なのだろうか?
僕はイメージという目に見えない在庫がないと成立しない仕事だと考えている。
一枚のビジュアルイメージを表現する為にあらゆる労力を惜しまずに行動し、蓄積されるイメージこそが
表現者にとっての在庫ということになる。
鑑賞者が見るものは何層にも積み重ねられた作者のイメージの在庫のいちばん表面なんだ。
そういうアプローチで作品を鑑賞すると、平面作品とは実はイメージの表面作品であることに気づく。
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